レーシック手術を受けて近視が治っても早く老眼になってしまうというのは本当か
目が良い人は老眼になるのが早い、近視の人はならないなどという噂があります。
私の父が実際に視力が非常に良い方で、母は極度の近視であったため、父は早くから老眼鏡を使い、母は老眼鏡を持っていません。
しかし実際には誰でも目は老化しますが、近視の人はそれに気付きにくく、目が良い人は気付くのが早いということが真実なのです。
近視の人の視力を矯正するための手術であるレーシックの手術を受けた後は、後遺症で早く老眼になるとまことしやかに囁かれているのは真実ではなく、視力が回復したことによって目の老化現象に対して気付くことが早くなるというのが実際のところなのであって、後遺症や副作用とは言えない事象であるとのことなのです。
レーシック手術に関しては、保険診療ではないからなのか、新しい手術法法だからなのか、こういった噂が多く囁かれています。
特にインターネット上では、匿名でそういった情報が多く書き込まれており、あたかも真実かのような解説まで一緒になされていることも珍しいことではありませんが、実際に術前検査等で専門医の説明を受けるとそれらがまるで嘘の情報であったこともわかります。
インターネット上には、そういった多くの情報が投稿されていて、それらは決して嘘ばかりではなく真実も含まれているので、真贋を見極める知識が必要になります。
例えば、「レーシック手術を受けて失明したという事故情報が掲載されている」「レーシック手術は安全で失明したという報告は日本だけでなく世界でも見られない」という情報がインターネット上には存在します。
この対極の情報は、いずれかが嘘でいずれかが真実でしかあり得ないことは、この情報の両方を目にした時点ですぐにわかります。
しかし、こういった両極端な情報だけではないため、それらの真贋を見極めることは素人には大変難しいことなので、やはり専門科である専門医に説明を受けることが大切なのだと痛感します。
私がレーシックの術前検査を予約したクリニックでは、そういった「よくある誤解」に関するQ&Aがロビーに置かれていました。
またその事について医師に改めて質問しても、嫌な顔ひとつせず丁寧に答えてもらえました。
インターネット上に溢れる情報を見て不安に思う人が多く、同じような質問は後を絶たないと言っていました。
実際に、目の仕組みを専門医に解説してもらうと、近視のメカニズムなどについてもよくわかりますし、目の老化減少である老眼についてもよくわかりました。
しかし実際に視力が回復すれば老化の影響を受けるようになるわけですから、そういった噂が流れてしまうのも仕方の無いことなのかもしれません。
そういった疑問や不安については、「ネットに書いてあった」という事実だけで悩まずに、専門家の意見を参考にして手術を決断するためにも、術前カウンセリングで納得がいくまで質問をすることが大切だと思います。
それを手間と思い、答えてくれない医師に名医はいないとさえ思います。
自分の体をゆだねるのですから、信頼関係を構築出来る医師を選ぶことはとても大切なことだと思います。
ちなみに私は2軒のクリニックでカウンセリングを受けましたが、2軒目で手術を受けました。
前述した対応をしてくれたのがその2軒目のクリニックだったからです。